お久しぶりです。あなごです。

今日は特別な日ですね。

日本人が、いや、世界中の人が忘れてはいけない日だと思います。

昨年末、博多座の『We are the Champion 』を観に行く道中、広島に寄りました。

原爆ドームを再び目にし、初めて平和記念公園の平和記念資料館に行きました。

その時の衝撃、感情は今でも覚えています。

しんどさを強く感じたことを覚えています。

僕たち戦後世代は、戦争の悲惨さを知りません。

現代まで残っている資料から、想像することしかできません。

けど、その想像力を巡らせることで、避けられる未来があるはずです。

平和記念公園にあった、数々の千羽鶴の中で、

一番印象に残り、心に重い衝撃を与えたのが、

「明日」と文字をつくっている千羽鶴でした。

あの時犠牲になった人、被害にあった人たちは、当たり前に来るはずだった明日を失いました。

平穏な明日。一番来て欲しかった明日が来なかった。

それ思うと、心が苦しくなりました。

この明日というのが、

僕の中では大きなキーワードになっています。

突然事故に遭うかもしれない。

重い病気になるかもしれない。

寝たら最後、永遠に目覚めないかもしれない。

明日が当たり前に来ることは、本当に特別なことなんだと思います。

原爆も、第五福竜丸も、犠牲になった人も、

生き残った人も、

皆が不幸な目に遭っています。

何ももたらさないのですよね。

だから、この平和な今を大切にしていかなければいけないのです。

過ちを認め、二度と起こらないように努力するべきなのです。

戦争という愚行を、未来に残さないために。

月曜担当 長島弘志