スグロ流動物辞典 ~争うしか方法はありませんか? ゴリラ ~
今日は終戦から76年。
世界には未だ戦火が絶えません。
コロナやオリンピックの影に隠れていますが、現在も中東での紛争は悪化の一途を辿っています。某大国同士もどんどんきな臭くなっています。
どこまで行っても生き物である以上、争いは避けられないのでしょうか?
いやいや、そうとも限らんぜ!
シリアスに始まった6回目!今日ご紹介する生物は・・・
これだー!!

ゴーーリラアァァァーーー!!
皆さんはゴリラと聞いて、どんなイメージを持ちますか?
乱暴?暴れん坊?頭が悪い?
NO!!!!
実は彼らほど、知性的で温和な動物はいません!今日は彼の知られざる一面を、皆さんにご紹介しましょう!
彼らは基本群れを構成し生活しています。
動物にとって群れとは本当に大事なものなんです。食料もオス・メス(特にメス)も有限ですから、他の群れとかち合ったら奪い合いに発展しかねません。
しかし元来臆病で繊細な性質のゴリラ、彼らはあることを行い、争いを避ける術としたのです。そう、それこそが皆さんご存じ・・・
ドラミング
なのである!

胸を両手で叩くコレですよコレ!皆さんのイメージでは威嚇であったり、戦い方の一つであったりというイメージが強いかもしれませんね。
しかしこれは、「争いを生まないための合理的な行動」なのだそうです。
先ほども書いたように、群れ同士がかち合えば争いに発展してしまいます。なのでゴリラは定期的にドラミングで音を鳴らし、
「俺たちは今ここにいるぜ!あんま近寄んなよー!」
と知らせるのです。そしてそれを聞いた方も
「お、あいつらあそこら辺にいるのかー。これ以上行くと喧嘩になるから近寄らんとこ。」
と、お互いがドラミングを介し、争いを避けるのです。
つまり!
彼らは「争い勝ち取ること」よりも
「極力争わず生きていく方法」を選んだ
温和で優しく、そして何より知性的な生き物なのです。
まぁ「温和で優しい」と書いたけれど、きっと実際ゴリラ的にはそんなもの関係ないのでしょう。
「生き残るための合理的判断」を下した結果が「争わない」ということなんだと思うんです。
優しいからじゃない。生き残るために、争わない。
OK、なるほど。それでもいいさ。
戦争や国同士のいがみ合いまで話を大きくしなくても、個人的な恨みで誰かを攻撃してしまったり、悪口を言っちゃったり、些細な争いは身近にいくらでも転がっていて、俺自身もそうしてしまうことは多々あります。
でも、何か問題が起こっても、いがみ合いが発生しそうになったとしても、一旦落ち着いて。まずは「争わない方法」を考える。人を傷つけない方法にしがみつく。
そんな風にゴリラを見習うのも素敵な事かもしれません。きっととても難しい事ですが。
これを読んでいるエイトメンバーの皆さん。今後もしエイトで喧嘩が発生しそうになったら、
急に俺がドラミングをし出すのでよろしく。
今日は終戦から76年。
二度と悲劇が起こらないことを祈ります。今起きている悲劇が少しでも早く収まることを願います。
散った命に、そしてBIRDMENという作品に思いを馳せながら、今日のブログを締めさせていただきます。
今日も読んでいただきありがとうございました!
また明日!
ゴリラに憧れる男、スグロ