普遍的なもんだい。
あなごです!
今日は成人の日ですね。
静岡市は何でか3日に成人式です。
年末年始の帰省のついでに来れるようにっていう配慮らしいですが、
なんか、静岡の人は外に出ていくのが当たり前って負けを認めているようで俺は好きじゃありません。
年始じゃなくても帰ってきたいと思う街にしようぜ!って思うけど、まぁその話はいいや。
とにかく、新成人の皆様おめでとうございます!
さて、土日はラウドヒル計画大型公演の稽古開始でした!
自分含め、継続している参加しているメンバー、
そして新たに参加した人もいて、どんどんバラエティ豊かな仲間が増えていきます。
どんな作品になるかな。楽しみです!
そして今日は、祝日だったので!
豊橋まで舞台を観に行きました。
二兎社『そして誰も知らない』
豊橋駅前にある、穂の国とよはし芸術劇場PLATに、4年ぶりに行きました。
このPLATは思い出深い場所で、
エイトビート発足が決まった日、
立ち上げメンバーで『熱海殺人事件』を観に行った劇場なのです。
それ以来なので、とても懐かしい感じです。
相変わらずきれいな劇場で、舞台役者としてはテンション上がる舞台です。
一度立ってみたいなぁ。
さて、そんな思い出の地で観たのは、最近DVDで初鑑賞をした二兎社です。
ザ・空気Ver.2はとてもいい作品でした。2回観ても相変わらず面白い作品でした。
それと同じ作演出の永井愛さんの最新作です。
平塚らいてうが、青踏社を立ち上げてからのお話です。
ネタバレを避けながら説明すると、
平塚らいてうは、日本で初めて女性の地位向上のための活動をした人です。
その平塚らいてうと、それを取り巻く実在した人物たちの話なんですが、
とても独創的な舞台セットと、永井さんの言葉選び、そして役者の熱演に最後まで釘付けでした。
まぁ、正直教科書以上の知識は持ち合わせず舞台を観に行きました……。
そこは反省せざるを得ません。
舞台は素晴らしい出来でした。おすすめなのでみんな観て下さい。
もう地方公演しかないですけど……。
さて、なんと今日の公演にはアフタートークがあったのですが、
そこで永井さんが話したことが印象的でした。
今起こっている社会問題は、過去の未解決のものが今に続いている。
女性の社会的地位向上は、平塚らいてうが生きた大正の時代に提起されました。
それが軍国主義でうやむやになり、
平和な今、やっと公に議論されるようになった。
経済格差なんて、弥生時代からあったでしょう。
もっといえば、武力による争いは、
人類が言葉を生む前からあったでしょう。
思うんだよなぁ。
それに気づいたら尚更、
俺たちの代で終わらせられる問題は終わらせたいな、と。
無責任に後の世代に押し付けることなんてしたくない。
永井さんは今の問題と過去の問題を繋げたけど、
俺は、どうするのが良いかな。
社会問題っていうのは、
人の生きることに関する問題だから、
きっと過去も現在も共通する普遍的なものになるんだと思います。
だって、今も昔も、
生きている人間はあまり変わらないと思うから。
会場の物販コーナーで、ザ空気2の脚本を購入できました。
しかも永井さんご本人にサインまでいただきました。
もうすっかり二兎社、というか永井さんのファンのようです。
月曜担当 長島弘志