人生は近くで見ると悲劇だが、遠くから見れば喜劇だ。
あなごです。
FiveStarからShine a Lighrtを経て、ようやく一息つけたような気がしなくもないこの頃です。
年内は週末の予定が空き気味なので、どうやって有意義に過ごそうか考えているところです。
物事には、節目ってあるじゃないですか。
それまでに一区切りがついて、この後は多分なんか違ってくるんだろうなぁっていう感覚。
今思えば、あれが転換点だったな、って、そんな心当たり、皆さんにはありませんか?
何かに出会った時、
何かを選択した時、
何かを失った時、
そんな、小さいものから大きいものまで、たくさんの事件の積み重ねで、今の自分の立ち位置があると思うと、
人生ってちょっと面白いな。
って思いませんか?
自分では大きく変わったつもりでも、実は対して変わってなかったり。
後から考えてみれば、あんな些細なことで何であんなに悩みこんだんだ?ってこと、ありますよね。
物事の距離感、経験値で、人の感覚っていうのは簡単に変わってしまう。
つくづく人は、関係性の生き物なんだって思わされてしまいますよね。
テレビで見る、
津波、河川の氾濫、洪水、土砂崩れ、
富士山からの滑落。
画面を隔てるだけで、人は、簡単に観測者になるのです。
先日、静岡朝日テレビで、参加しているファンキーノーボーダーズの特集がありました。
夕方のゴールデンタイムで1分半も放送して下さり、きっと静岡のお茶の間に、僕たちの活動が広まったんだと思います。
知ってもらうことがまず大事。
そして今度は、一緒に当事者を追体験してもらう。
テレビにはできない、
演劇だからこそできるコト。
演劇って不思議です。
遠くのことを、まるで目の前にあるような、そんな不思議な感覚を与えてくれるのですから。
ファンキーノーボーダーズの公演は、これからもあります。
もっとたくさんの人が興味を持って劇場に足を運んでくださることを願っています。
そして、観客ではなく、当事者の1人となってくれることを、願っています。
人生は遠くからみれば喜劇だ。間違いない。
でも、その人生をぐっと身近なものにしてくれる。
それが演劇なのかもしれません。

長島弘志