黙っているつもりは無かったんだけど、実はエイトビートメンバーの中で、自分だけ都内在住だ。

勿論実家は静岡なのだけど、基本は都内。静岡で仕事の時は実家を拠点としてちょくちょく里帰りしている次第だ。

と言ってもここ最近はありがたい事に、静岡での仕事の比重がかなり上がっている為、都内半分静岡半分といったところか。

そして先日、静岡市で稽古、一日空いて、今度は伊豆方面で稽古という日があった。
さすがに都内帰るのも面倒くさいし、交通費も馬鹿にならないので、一日お休みをいただいた。

ので、祖母に会ってきた。

私の祖母、先日なんと、90歳の誕生日を迎えられた。これは実に素晴らしい事だ。是非ともお祝いに伺わなければ。まずはお伺いの電話をしなければなるまい。

俺『もしもしばあちゃん？俺だよー。元気？』
婆『あら元気ですよ。お久しぶり。』
俺『久しぶりー。いや、明日静岡で一日お休み貰ってさ、顔出しに行こうかと思ってるんだけど。』
婆『まー本当？それじゃあ畑仕事やって貰える？』
俺『えっ………』

皆さん、ご存知だろうか。

畑作業、めっっっっっちゃ大変なのだ。

収穫した作物を運び、取り終わった農作物を抜きあげ、雑草を全て抜き、鍬で土を耕し、うねを作り、種を蒔いた後に肥料をぶっかけ、そしてそれを埋める。

これをオール手作業で行う。

商売では無い為、仕事として取り組んでいる方達とは比べるべくもないのだが。

趣味の範囲内とは言え…小学校の教室二部屋分程の広さとは言え…
上記の作業を完全に人力で行うとなると、かなりの重労働だ。

しかし誕生日を迎えられた、愛しき祖母の為。孫としてここは、責任ある返答をしなければなるまい。勿論言ってやったとも。

『それ明日じゃなきゃダメ？』

すると祖母は言いました。

『ダメ。』

はい、畑作業頑張りまーす。

しかしいざ畑に繰り出してみれば、気持ちの良いものだ。

陽射しこそ強かったが、台風通過後の影響からか、時折とても気持ちの良い風が吹いていた。

畑の頭上には崖から張り出した栗の木が、程よく影も作ってくれていた。

風が吹く→木々が揺れる→栗が落ちてくる→痛い(ここ大事)

痛いわ！！

純粋に怖いわ！！

スタジオジブリさんの映画に出てきそうなでっかい日除け帽子をかぶって、作業をしましたとさ。

それにしても、今年はさつまいもの調子が良さそうだ。
素人目だけど、葉の色に元気な様子が伺える。
収穫が楽しみだね。

猿と鹿にやられないよう、祈りましょう。

そして連日のダンス稽古、畑作業により、僕のフィジカルは壊滅されました。
筋肉痛というか、なんかもう身体が熱を持ち始めてなかなか眠れません。

健康リーダーよっくん、助けて下さい。

それではまた来週。元気だったら書きます。

勝呂達基