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時間の長さ/BIRDMEN再演まであと2日

時が経つのは、とっても早いですね。

大学時代、おそらく、僕の考え方に多大な影響を与えた、学部長の言葉を思い出します。

「時間は、本当に、いつも同じように流れていると思う?」

当時、まだ10代だった僕は、何も疑うことなく、

時間の長さが変わるわけない。

って信じ切っていました。

学部長は僕に話してくれたんです。

時間は、絶対に同じはずない。

1歳の1年と、20歳の1年は、絶対に違う。

1/1と、1/20は、ぜんぜん違う。と。

あぁ、なるほどって納得しちゃいました。

大人になれば時の流れが早くなるっていうけど、

そりゃ当たり前なんだと。

いや、全然非科学的な話じゃねーか

って思うかもしれないんですけど、

その学部長は、数学のスペシャリストで、

大学でロジカルシンキングを教える先生でした。

だから、物理的な時間に概念ではなく、

数学的な時間の概念の話をしてくれたんです。

しかし、これはある意味で、絶望的な答えではないのか、と思うのです。

だって、歳をとればとるほど、

1年の長さは短くなっていく。

なら、その減り続ける時間で、一体何ができるというのか?

常に考え続けなければ、時間は、無駄に減っていってしまう。

こんなに怖いことがあるか。

俺は、もっと、自由に、楽しく生きていたいぞ!

でも、不思議なことに、楽しんでいたら、

時間はあっという間に過ぎていってしまう。

気づけば、舞台に立ち始めて11年が経とうとしているのです。

11年、毎年欠かさず、常に舞台に立ち続けていた自分がいて、

なんでこんなに打ち込んでいるんだろう、って。

やっぱり続けている理由は、

本番が終わった後、

舞台を観てくれて、充実した顔で帰っていくお客様を観たいから、

あの決して広くはない空間で、何百人の人と一体になれるあの空気が好きだから、

日常と違うところにいけるから、

そしてなにより、舞台が好きだから。

限りある人生だから、

こんなに短い時間で、

こんなに多くの人に触れられる瞬間ってそうそうないから、

だからこそ、

本番当日、沢山の人に出会いたい。

そう思って、死ぬほどいい作品を創るため、尽力する。

損得勘定とか関係ない。

多くの人に、今打ち込んでいるBIRDMENを、観てほしい。

一緒に駆け抜けるエイトビートのメンバーを観てほしい。

残りわずかですけど、チケットはまだ手に入ります。

みんなで、一緒に、静岡で、

特別な時を過ごしましょう。

小屋入り直前、残業後のコメダにて。

月曜担当 長島弘志

チケットのお求めは、静岡市民文化会館(054-251-3751)まで!

急げ!!!

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