ロッチの9日目野郎の手料理

私はめんどくさがりだ。私は、めんどくさがりなのだ。

小学生の頃、夏休み前の荷物はギリギリまで持ち帰らずいつも最終日で泣いてたし、宿題だって最後の2日が勝負所だった。大人になっても、洗濯は必要に駆られ『もう着る服ねーよ全裸で仕事行けっての?』レベルにならないとしないし、洗い物だって大嫌いだ。

そんなめんどくさがり&ミスター横着な私にとって、ドンピシャな料理が『大鍋系料理』なのである。

そもそも、俺の料理に対する意識を語らせてもらえないだろうか。

まず、見た目などどうでもいい。最悪、味すらもどうでもいい。『安く、大量に、豊富な栄養を』とれれば、それで問題ないのだ。もちろん旨いならそれに越したことはないけども。

そうなると、まずまずくなる事はなく、野菜が多く、一度に大量に作れるカレー様とシチュー様の登板回数が圧倒的に増えるのである。

ちなみにカレーもシチューも『野菜ごろごろ派』ではなく、充分な加熱を行った上での『野菜トロトロ派』だ。栄養素が壊れてしまう事も多少承知だが、最近圧力鍋が欲しい。

しかし、先ほど『最悪まずくてもいい』とは言ったけれど、流石に10食分作って毎日カレーというのも、正直飽きる。

カレーうどんにしてみるなり、溶けるチーズ載せるなり、色々やってはみるけど、所詮ベースは同じカレーなので大差がない。

いつも横着して大量に作るけど、最後には泣きをみるのである。

一人暮らし用の冷凍庫は小さくてね。タッパーかなんかに入れて保存しようにも、既に冷凍庫は魔境のパズルと化していて、入れる隙間がないんすよ。

こうして考えると、実家のありがたさが身に染みる。

祖母にしろ母にしろ、いつだって帰ってきたら、あったかくて美味しいご飯を出してくれた。メニューだって毎回違ったし。

一人暮らしはやっぱり大変で、やっぱり少し寂しいなぁ。

よし、手を抜くのも兼ねて、冷凍庫を一度整理するか。食べてスペース作って、未だ大量に鎮座ましましているカレー様を極寒のホワイトボックスに閉じ込めてやろう。

と思って冷凍庫漁ってたら、奥からなんか出てきた。なにこれ?うなぎか?穴子か?

賞味期限とか全然分からんけど、まぁ食えるだろ。冷凍だし。多分いつか実家の冷凍庫から強奪してきたヤツだな。

食って消費だ冷凍庫!頑張れ俺の胃!お腹壊すなよ!

これから一人暮らしをするかもしれない男子諸君よ。そして男の一人暮らしを知らぬ女性たちよ。

夢など見るなかれ、見た目にも味にも拘る一人暮らし期間は、大体始めて半年までだぜ。趣味ではなく、生活の歯車となった野郎の手料理なんて、まぁこんなもんだ。

 

 

8月毎日担当 ロッチ

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