祈り
我々役者は役を演じる時に、何かを願う。
その役を通じて、何かを訴えたい。
舞台を通じて、何かを届けたい。
その舞台をきっかけに売れたい。
かっこよく思われたい。
身内にいいトコ見せたい。
具体的ではないけれど、とにかく何でもいいから、お客さんの心に
役者によって、様々な願いがある。
『役者はこうでなければならない!』
なんてクソつまんない問答をここで書くつもりは無い。
野心も下心も、捉えようによっては夢ともとれる。
ただ、僕たちは、何かを願っている。祈っている。
そう想っている人間が、舞台の上に100人。
それは本当に、凄まじいエネルギーが生まれる。
祈りの力だ。
その祈り自体は、もしかしたらお客さんには伝わらないかもしれな
しかしきっと。届ける事は出来ると思うんだ。
100人が一斉に何かを祈るエネルギー。それ自体を、感じさせる
本番を終えて、そのエネルギーは皆の心に届いたか?
土曜日担当 ロッチ