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ロンリーロンリー

冬は恋人の季節だと思うのだ。

『異性とデートしているところを想像して下さい』と言われれば、真夏の海とか、桜の木の下とか、色付く紅葉ではなく。

冷たく渇いた風。商店街からは薄くジングルベルが流れてて。個人商店が申し訳程度の簡単なサンタクロースを飾り付け、帰路につく人も心なしかいつもより足取りが軽いように見える。その中、鍋の具の入ったビニール袋を持ち、恋人と共にジングルベルのリズムに合わせて適当にガサガサ揺らすんだ。一緒に鼻唄なんかも刻んで。今日も1日疲れたねなんて、ありふれた会話をしながら。

とか妄想してたけど、これデートじゃなくてただの冬の妄想だな。

そう、冬は恋人の季節。

クリスマス、初詣、バレンタイン。

もう節操もクソも無いくらいにイベントも目白押し。

とりあえず、目下クリスマスに近づきつつある。

一体どれだけの人間がクリスマスの意味、過ごし方を知っているのだろうか。と言うのは、まぁ野暮というものだろう。

日本に浸透したクリスマスは宗教的行事ではなく、ただイベントとして浸透し、そしてそれは、きっと必要とされ、意味があるからこそ定着したんだ。それはとても、意義のある事だ。

そんなクリスマス、恋人のイベントクリスマス、たくさんの愛が産まれ、そしてそれと同じ、いや、恐らくそれ以上の哀しみが増える一夜、クリスマス。

俺は多分お仕事です。

はぁ………

そんな事を独り電車待ちのホームで書いてたら、雨が降ってきたよ

非常に寒い。っていうか傘持ってきてない。濡れて帰るか………。

哀しみと寂しさが入り交じる、冬の夜半。頭上には電光掲示板が光り、呼吸する度に吐く息が、白くぼやけて消えていく。唯一温もりのある缶コーヒーを一口、暗い雨空を見上げながら、口に含む。

端から見れば俺は今、相当男の、いや、漢の哀愁を漂わせているハズだ。なんて渋い俺。まるでドラマのワンシーン。

ん?…待てよ。

いや、もしかしたら………

もしもこれがドラマだとしたら!

これは完全にクリスマスには恋人が出来るフラグが立ってるんじゃないか?

これ完全に立ってるだろ!俄然テンション上がってきたぜ!

なんか気付いた事とテンション上がった事でせっかくのフラグを粉々に打ち砕いたような気がしないでもないけど、とりあえず哀しくも寂しくもなくなったぜ!

よっしゃー、期待してるぜクリスマス!

でも仕事か………

土曜日担当 勝呂達基1478846741154

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