スグロ流動物辞典 ~終戦から75年、平和の象徴ハト~
今日は終戦から75年。
75年前。
おそらく今日と同じような蝉が鳴いてる日。入道雲が大きく空にせり上がり、ぬるい風が頬を撫で、太陽が強く煌めく日。きっと自然は今とそんなに変わらないこの風景の中。
玉音放送が流れ、戦争が終わりました。
たくさんの人が死に、たくさんの悲しみを残したまま、終わりました。
このブログはあくまでも「動物ブログ」。もちろんしんみりしたまま終わるわけにはいきません。
こんな日にふさわしいのは、アイツしかいないでしょう。
旧約聖書から登場した平和の象徴、日本全国どこにでもいる爆撃機。

鳩です。
先日自分も爆撃にあいました。
自転車に乗っていたら手の甲に衝撃が走り、目をやってみると「糞という名の小型ミサイル」が炸裂していました。
静岡駅前もなかなかの爆撃スポットですよね。
さて、何故鳩が平和の象徴と呼ばれているのか、ご存知でしょうか?
それは旧約聖書にて、神と人間の橋渡しをした事に起因するのです。
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ある日神様が言いました。

「人間全然ダメやんけ!洪水起こして沈めたるわ!!お前(ノア)はいいヤツだから許すけど、方舟に世界の動物つがいで乗せて助けといてーや!」
そして言った通り大洪水が起き、世界は水に沈み人はいなくなりました。
何日も何日も経ちましたが、いつまでも船の上にいるわけにはいきません。
ノアは鳩を放つことにしました。
しばらく待つとオリーブの葉を咥えた鳩が戻ってきました。これによりノアは神の怒りが収まり、水が引いた事を知るのでした。
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というお話しです。
このオリーブを持ってきた鳩は、神と人の和解、仲直りを示し、そこから鳩が「平和の象徴」となされるようになりました。
別に俺はキリスト教徒じゃありませんが、いい話しだと思います。
別に相手が神じゃなくても、人間同士なら喧嘩もすれば好き嫌いもあります。
本当は喧嘩なんて起こらないのが一番なんだけどね。
でも、仮に喧嘩してしまっても、仲直りする事がきっと大事なんです。
「ごめんね。」「こっちもごめんね。」
しかし大人になればなるほど、これが難しくなるのは不思議ですね。
もう一度言います。
75年前。
おそらく今日と同じような蝉が鳴いてる日。入道雲が大きく空にせり上がり、ぬるい風が頬を撫で、太陽が強く煌めく日。きっと自然は今とそんなに変わらないこの風景の中。
玉音放送が流れ、戦争が終わりました。
たくさんの人が死に、たくさんの悲しみを残したまま。
その時代に想いを馳せ、祈ります。
願わくば喧嘩をしている人のところに。喧嘩をしている国同士に。
オリーブの葉を咥えた鳩が舞い降りる事を。
今日は判定はナシ!
そんな空気でもないし!
皆さんも少しだけ、「昔の今日」に想いを馳せてみてください。
大事な人がたくさんいなくなってしまった日常を噛み締めながら。
スグロ