キミが好きだ
キミが好きだ。
人よりとても暑がりなキミが好きだ。
少し変わった緑主体な化粧をするキミが好きだ。
冷たい態度をとることも多いけど、でもそんなキミがやっぱり好きだ。
何かを愛することに理由なんて要らない。
けどいくらだってあげれるよ、キミの好きなトコ。
かき氷超うめー。
皆さん、かき氷はどの味が好きですか?
僕はレモン味が好きです。
おい待てと。ちょい待てと。
メロン味じゃねーのかよと。
僕の中でかき氷に限らず『メロン味』というのは特別なものなのです。
生粋の静岡人、かつ抜群の一般人の生まれの僕にとって
『メロン味』というのは高嶺の花、的な、むしろ少し不可侵的な、あまり気軽に手を出してはいけないような気がするのです。
そもそもメロンそのものが中々に特別。
価格の高さ、ブランドの高さもあり果物の中でも一線を画したヤツであることは、議論の余地を挟まないだろう。
そして『メロン味』というのも、実は何気に手に入り辛い。自動販売機でも、あまり見かけることは無い。……ような気がする。
……するよね?
大人になった今ならば
自分の好きな時にファミレスに行ったり、カフェに赴くなどして出会うことは容易い。
しかし子供の時分、手綱は親が握っていると言って良いのだ。
つまり子どもの頃の僕にとってメロン味と言うのは、
『外食やお祭りの時にしか出会えない高級感のあるレアなヤツ』
というイメージが刻みつけられてしまった。
大人になった今でも、そのイメージは未だ拭えていない。
あれ、なんだかよく分かんないけどなんか少し恥ずかしい……。
そんな訳で、メロン味を見かけるとつい買ってしまうのだ。
ファミレスでドリンクバーを頼んでも、
ホントは紅茶やコーヒーが飲みたいのに、つい緑なアイツを注いでしまうのだ。
そして『なんか俺今日特別なことしちゃったぜ』と錯覚し、
一日中余韻に浸ったまま、
いつもよりほんの少し幸せになれたような気がしちゃう。
そんな自分、嫌いじゃないです。えへへへへー。
さて、梅雨もあけ、夏も本格化してきました。
皆さん体調にはくれぐれも注意して下さいね。
それではまた来週。良い休日を。
土曜担当 勝呂達基