スグロ流動物辞典 ~その耳には花が咲く、ネコ~
さぁ始まりました4回目!
セミ→カエル→ムカデと書いてきた手前、なんか今回もそういったものを書きたい欲に駆られています。
ヘビもありだな。奴らに関しては書きたいことがいっぱいあるんだ。
クモでもいい。カバキコマチグモはいつか書きたいと思っていた題材の一つだ。
いやサソリか?ヒルか?この時期現れる黒いあいつか?
違うんだなこれが。
今日書くテーマは・・・
こいつだ!!

ねこー!
えぇ、ひよりましたけどなにか?万人に媚びましたけどなにか?
だって今日サソリだヒルだとか扱ったら絶ッッッ対みんな読まないじゃない!せっかく書いたんなら読んで欲しいじゃない・・・!
さて、気を取り直して。
ネコと人間は本当~に古い時代からの付き合いです。
一般的には「気まぐれ」「わがまま」なイメージがあるかもしれませんね。それがまたネコの魅力でもあるのですが。
日本でネコと並び最も飼われているのはイヌですけれど、イヌが飼い主と主従関係、いわゆる縦の繋がりを持つのに対し、ネコは横の繋がりで飼い主と関係性を作ります。
つまりネコにとって飼い主は
「なぜかいつも餌くれる一緒に住んでいるヤツ」
です。
・・・もう完全にヒモじゃないっすか。
友達の女の子が付き合っている男の人のことを
「なんか一緒に住んでると可愛くってさぁ。ついご飯もあげちゃうし、住ませてあげちゃうんだよね!たまに、もーっ!って思う時もあるけど、甘えられるとつい許しちゃうんだよー。え?お金?もちろん取らないよなに言ってんのー(笑)」とか言ってましたが、その関係性に近いかもしれませんね。うらやましいぜ!
そんな人間を虜にする魅力的なネコですが、野良猫や外への放し飼いにより様々な問題が起きているという側面もあります。
人の敷地での糞尿であったり、爪とぎであったり、人に慣れていれば家屋への浸入なども起こります。もちろんネコ好きな方ばかりではないし、そんな方の庭にネコが毎回排泄行為を行っていたら(そりゃキレるだろうな・・・)というのは想像に難くありません。
あまりにネコが増えすぎると、こういった弊害が起きてしまうのもまた現実です。
そこで!
皆さんはこんなネコ、見たことありませんか?

ちょっと化け物みたいで見たことないかもしれませんが・・・。耳の部分にご注目ください!なにやら切れ目が入っていますね?
これは彼が生まれながら持っていたものでも、ライバルとの死闘でついた名誉の負傷でもありません。これは、「去勢された証」なのです。
「さくらネコ」
と言うんですよ。
ネコがあまりに増え続けると上記のような問題が頻発してしまい、やむなく多くのネコを殺処分しなければいけなくなります。それをなるべく避けるため、保護団体や動物愛護団体が活動を行い、去勢して周っているのです。
もちろん賛否両論あるでしょう。生物本来の機能を人間の都合で失わせるとは何事だ!とか、結局逃がすんかい!とかね。
これで全ての問題が解決するわけではありません。ですが、少なくとも今の人間社会においては、これがネコとの共存の仕方なのだと俺は思います。
なるべく多くのネコが幸せであって欲しいと願います。殺処分されるネコが、少しでも少なくなることも。
今度さくらネコを見かけた際は、ほんの少しこの事を思い返してみてください。
さて!今日はちょっと真面目な文章になりましたね!
なんかネコのダメなところばかり書いちゃったけど、俺ネコ超好きですよ!犬と猫なら完全にネコ派です!サルとネコなら完全にサル派ですがね!
今日はかなり長いにも関わらず、読んでいただきありがとうございました。
ではまた明日!
ばあちゃんちのネコ(みう)に会いたくなった男、スグロ
