スグロ流動物辞典 ~起死回生の3回目、百足~
スグロ流動物辞典2021も、早3回目を迎えました。
第一回目はセミ。悲痛な叫びを言語化することで、彼らの地位向上に貢献できたかと思います。
そして第二回目はアマガエル。これもまた、彼らの知られざる一面、そしてキュートさをご紹介させていただきました。
しかしふと思ったのです。
(セミとカエルって、ちょっと地味すぎるかな・・・。)
と。
いや俺は好きなんですけど、少なくとも例えば女子高生が「わー!セミのブログがあるー!読んでみよーっと!」とはならない気がするんですよね。多分これ気のせいじゃないと思うんですよね。
もっとこう、若い人たちにも読んでもらえるような、可愛くもありつつそして時に艶やかに。なおかつインパクトもあり読みごたえがある。そんな生き物を紹介しないといけないなぁと思ったんですよ。
そんな数々の条件を総突破する生き物、あいつしかいませんね。
今日ご紹介する生き物は・・・
これだ!!

ムカデー!!
もう完全に条件クリアでしょう。
可愛くもありつつ、そのボディに輝く光沢は時に艶やかにこちらを魅了します。そしてこの足の数たるや説明不要、超インパクトありますよね。今日の読者年齢層がガンガン下がること請け合いです。
基本的に皆さんがムカデと聞いて思い浮かべるのは、トビズムカデという種類。北海道から沖縄まで全国に生息している、はちゃめちゃにタフな奴です。
俺自身経験はないですが、自然の多い場所に住んでいると家の中に現れるそうですね。うちのタカヤさんも今年エンカウントしたと話していました。
彼は虫が苦手なんですが、自分の部屋にムカデが出たのだそうです。はやる鼓動と震える指先をこらえ、勇気を振り絞って箸でつまみ、外に逃がそうとしました。逃げようともがくムカデ。それを至近距離でつまんでいる虫嫌いな自分。彼の心臓はバクバクだったことでしょう。本番さながらの緊張感の中、彼は歩き出し、そして
転倒したそうです。
タカヤ絶叫。ムカデ逃走。
そのムカデは未だ見つかっていないらしい。
確かに自室でエンカウントしたらさすがの俺も怖いだろうなぁ・・・。
彼らの毒性はそこそこ強く、死ぬことはありませんがひどく痛みます。
タカヤの一件でもそうですが、こいつらの厄介なところは人の住環境を好み、そして襲われない限り人を怖がらないというところ。
こちらが無防備にしているとハイキングよろしく普通に身体を登ってきます。裏を返せば攻撃しない限り向こうから攻めてくることはないので、彼らにエンカウントした時は慌てず平常心なのがベストですね。
あっ!そういえば今年、日本では143年ぶりとなる、新種のムカデが発見されたんですよ!その名も「リュウジンオオムカデ」!かっこいいー!
これがまたでっかくてキレイなんだ。皆さんも画像検索へGO!
というわけで、3日目終了!題材にムカデを扱ったことで、きっと女子高生読者が増えたことでしょう!なんたってセミ→カエルときてムカデですからね!
読んでいただきありがとうございました!
また明日!
絶対に女子高生は読まないと確信を持って言える男、スグロ