世の中仕切りだらけだ
あなごです。
アメリカで史上初の原油価格がマイナス値をつけたとニュースでやってました。
マイナス値とは、石油を売る側がお金を払って買い手に引き取ってもらう状態のことを言うそうです。
原油はナマモノなので、どうにか引き取ってもらわないと、もう貯蔵する場所がないそうなんですね。
まぁ、そんだけとんでもない状態なわけです。
ガソリンは安くなるけど、どこにも行ける状況じゃないから、あんまり旨みがないんですね。
さて、今日久しぶりに会社に行ったら、向かい合うデスクを仕切るように透明なビニールが天井から吊り下がっていました。
感染対策とかいうやつですね。
どこのコンビニ、スーパーでも行われているこの対策。
いつもの解放的なオフィスが急に閉塞感の塊になりやがりまして、
とても寂しい気持ちになってしまいます。
どこもかしこも仕切りだらけ。
渡航制限という仕切りもあって、
人と人の距離も離れて、間には透明な幕が一枚。
でも、オンラインでは繋がっているので、
心の距離は離れにくい。
インターネットという技術が、
今の自粛の世の中を辛うじてつなぎとめているというのも、なんとも妙な話。
でも、やっぱりそこにはディスプレイとカメラが間にあって、
99%は代替できるかもしれないけど、
あと1%は絶対埋まらないって心はわかってるんだよね。
演劇はその1%をずっと大事にしてきたから、
やっぱり自分もその1%をどこまでも大事にしていきたいと心から思います。
どうか、そのあと1%を思いきり楽しめる世の中に、一刻でも早く戻りますように。
あと1%が足りなくて月曜に書けなかった月曜担当 長島弘志