夜明け
いくつかある趣味の一つが旅行である。
その中で、僕は1年で何回かキャンプをする時がある。
バイク乗りの宿命と言うべきか、
バイクでのツーリングとキャンプは相性がいい。なぜか。
”キャンプツーリング”なんて言葉もあるくらいだ。
バイクにひとしきりの荷物を積んで、旅に出る。
キャンプは仲のいい友人とやる時もあれば、1人でやるときもある。
そういえば今年の夏は九州で初めてのひとりキャンプを楽しんだっけ。
キャンプの良いところはどこだろうと考えると、
やはり自然の中での開放感かな、と思う。
大抵のキャンプ場は人の営みから少し離れた自然の中にある。
バーナーを使って湯を沸かし、淹れたコーヒーを飲みながら空を見上げると、満天の星が空全体に輝いている。
![DSC06168](http://eight-beat.jp/wp-content/uploads/2016/08/DSC06168-1024x682.jpg)
こんな具合に。
こいつは前にブログに上げたけど、九州の久住高原のキャンプ場で撮った星空写真だ。
そして、キャンプ場は基本的に何もないから、話したりスマホをいじったりするしかやることがない。
更に携帯の電波が入らなかったりしたら最悪だ。
真っ暗だし、本当にやることがない。
大自然に身を任せ、思いにふけるしかやることがない。
そしたらいつの間にか、寝てしまうのだ。
だから、キャンプをしているときは大抵寝るのが早い。
夜の10時にはもう寝てしまう。
夜が早いと朝も早い。
朝早く起きると、夜明けの瞬間に立ち会える。
太陽の光が、山の向こうから少しずつ空を明るくしていく。
![dsc06632](http://eight-beat.jp/wp-content/uploads/2016/10/DSC06632-1024x683.jpg)
この空が真っ青になる瞬間は、”ブルーアワー”と呼ばれている。
不思議な時間だ。
夜と朝の不思議な時間。
夕方と夜の間の時間を逢魔が時と呼ぶ。
その瞬間が一番魔物に会いやすい時刻だそうだ。
このブルーアワーの瞬間にも、何かと立ち会えそうになる。
ちなみにこの写真は、つい最近中禅寺湖でキャンプした時の写真だ。
映っているのは中禅寺湖と男体山。
夜明けって、なんかいい。
何かが始まりそうな予感がある。
物事の始まりを、夜明けという言葉で例えたりもする。
時代の夜明け、とか。
エイトビートも、今がまさに始まったばかり。
長い時を経たら、今をエイトビートの夜明けの時と言うことがあるのかな。
夜明けは長いかもしれない。
けれど、続けていれば、きっと夜明けが来る。
続けることが強さ。
プロデューサーに教えられた言葉だ。
だからきっと、それを信じて、突き進むのだ。
そう、朝日に誓う。
![dsc06650](http://eight-beat.jp/wp-content/uploads/2016/10/DSC06650-1024x683.jpg)
そんな、ポジティブな気持ちになれる夜明けは好きだ。
そして、こうした自然の雄大さにたくさん出会えるキャンプが好きだ。
また、キャンプの話はどこかでブログに書こうと思う。
月曜担当 長島弘志