平和の為に舞台を観よう。
オスロ―にてノーベル平和賞授賞式が執り行われ、日本被団協代表委員である田中照巳(旧字違いすみません)さんが20分にも及ぶ演説を行いました。
被団協の成り立ち、自身の被爆体験、現在世界が置かれている状況、そしていなくなってしまう自分たちと世界の未来のお話を。
今回20分以上にも及ぶ演説を行いましたが、実は田中さん、被爆体験を話すことは滅多になかったらしいのです。
もちろん講演会や学校などに赴いて話すことはあったでしょう。でも未だに言葉に詰まり、押し寄せる感情の波は凪を見せないそうなのです。
うちの祖母も長崎原爆の被爆者ですが、まったく話してくれませんでした。
祖母に対し軽はずみに聞いたわけではなく真剣に「教えてくれないか」と頼んでも、まったく話してくれませんでした。
そんな時いつも決まって返ってくる言葉は「思い出したくもない」という言葉でした。
目に涙をためながらそんなこと言われたら、俺は何も言えません。
そんな祖母がある時急に「被爆体験、戦争体験をたっくんに話す」と口を開くようになったんです。小さな集会所で自分の体験談をみんなに話すようにもなりました。
すげー心変わりしたな・・・と思って祖母に理由を聞きました。
ある時ふと、自分の命の終わりを悟ったんだそうです。で、最後に未来に向けて行動を起こさなければと。いなくなってしまう自分たちの想いを、誰かに託さなきゃと。
すごいですよね。自分がいなくなった後の世界の為に苦しめるって。
田中さんの想いも、祖母の想いも、たくさんの人に届くことを願います。
そしてその苦しみを背負いながらも、92にして世界が注目する大舞台。あの場で20分以上の演説を行った田中さんを、心より尊敬いたします。
さて!
これを読んでいる皆さん!
まずは世界平和のためにも・・・
舞台を観よう!!!
これ結構マジに思ってるんですけど、舞台を観ることって平和に繋がっていると思うんです!
たくさんの人に感情移入して、ドラマに泣いて、誰かの喜びに共感して。
その数が多ければ多いほど、きっと人は優しくなれます。
世界平和と舞台は、あなたが思っているよりダイレクトに結びつくのです。
さぁ皆さん!!
12月22日14時!!静岡市民文化会館中ホール!!TWINKLE!!
過去を引きずり、今日をもがき、ヒザもヒジもくじけても!意地で未来に這ってゆく!!
無謀、無軌道、無限界な女たちの美しき挑戦を会館で刮目せよ!!
スグロ