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待ってろロマン

男はいつだってロマンを追い続ける生き物だ。
繰り返す。特に女性諸君、今一度心新たに聞いて欲しい。
男はいつだってロマンを追い続ける生き物なのだ。

深海、宇宙、考古学、オーパーツ、未知の生物、植物、秘密基地。

この前とある女性と話していた。
僕はハイボールを飲み、彼女はビールジョッキを片手に持っていた

そして上記に記してあるような、ロマン溢れる話をしていた。
アフリカで数年前に発見された猿の話や、昔は考古学者になりたかった事。そして子どもの頃やった遊びは秘密基地作りだった事など
それはそれは、ロマン溢れる楽しい話だったんだ(少なくとも僕は)。
しかし最終的に彼女が放って下さったのは、こちらの一言だ。

『だからなに?』

いや、待て。
言わなくても分かっている。

多分前提に俺の事をそこまで好いていないというのがきっとあったのだろう。

でも、でもさぁー………。

そこからは彼女のターンだ。

『新生物が発見されたからといって、なんなのだ』
『宇宙の仕組みや海底の状況。歴史がどうこうと分かったところで、今の生活にプラスに反映されるのか』
『だったらそこに割いているお金を、医療や発展途上国に宛てた方が、よっぽど有意義じゃないか』

一応俺も反撃はしたんだ。
『過去の繰り返しが今であって、先人の知恵なくして繁栄はあり得ない』であるとか、
『新生物や新物質を発見する事によって、医療に限らず飛躍的な発展が望める』であるとか。
『そもそも未知な物への探究心や知的欲求があったからこその現在。それはそのままロマンへの欲求と言い換えてもいい』と。

すると彼女はこう言った。

『でも可能性としては低いし、お金もかかり過ぎて非効率。なら今現在の医学や科学に投資した方がよっぽど良い。っていうか言いたい事ってなんだかんだ最後のヤツでしょ?全然分かんない。』

もうぼろ負けだよ。
俺のグラスハートは粉々にブロークンさ。
そこからのハイボールは、なんだか少ししょっぱかったよ。

ナスカの地上絵、錆びない鉄柱、最強の捕食生物メガロドン、水の在る星に、新生物。暗い夜空を行き来するであろう暗黒物質。
大人から見れば、ただゴミが散乱してるように見えるその場所は、子どもが世界を救おうと、悪と戦う為の秘密基地なんだ。

ロマンは素敵だ。

ロマンが好きだ。

未知への探究がロマンとするならば、いつだって舞台もロマンだ。
自分の中にはこの役にたいして、どんな引き出しがあるだろうか。どんな人間が出来上がるだろうか。沢山の出演者や、スタッフさんのいる中で、どんな本番を迎えられるだろうか。

そして静岡で立ち上がったラウドヒル計画。エイトビート。これもきっと、未知への探究だ。

あぁ、計らずも、僕の周りにはロマンが溢れている。だから僕は幸せだ。

秘密基地は出来なくなってしまったけれど、大人なりの秘密基地のようなものが、今の周りに溢れている。

だから、なんかこう、最高だ。

でもアレね。『大人の秘密基地』ってなんか、色々ダメな気がするね。いや別にいいんだけどさ。あんまり大声では言っちゃいけない気がするね(笑)

さぁ、また未知への探究、ロマンの為に、これから稽古だ。

行ってきます!待ってろロマン。

 

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土曜日担当 勝呂達基

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